3月31日に2023シーズンが開幕し、中日→DeNA→カープと3カードが終了しました。
現時点のチーム成績は、3勝6敗の5位で首位のヤクルトに3.5ゲーム差。
は…?
5連敗なんですが。どうなってるの?
前記事で、今年のジャイアンツは強いとかBクラスを予想している野球評論家の目は節穴とか散々強気なことを書いたのに。

ただ、この戦力だからこの順位が当然というのは今でも全く思っていません。選手たちはある程度予想通りの活躍をしてくれています。
問題は圧倒的に首脳陣!
黎明期のAIでもこんな選手起用や采配はしないんじゃないかと。
個人的に一番ダメだと思うのは『我慢』できないところ。昔からではあるけどめちゃくちゃ腹が立つ!
①オコエ②尚輝③丸④岡本⑤中田⑥坂本⑦ブリンソン⑧大城⑨ピッチャー
下位打線は打順が上下するのは仕方ないにしても、春季キャンプとオープン戦を経て多くの選択肢の中から選んだのがこの開幕メンバーなんだから多少結果が出なくてもしばらくはこのオーダーでいきましょうよ…。
開幕前から内容が異常に悪くて不安が大きかった坂本のところと丸以外の外野陣を変えるのはまだ理解できる。
でも、尚輝をスタメンから外すとか考えもしませんでした。全く意味が分からない。
今日のプレーを見ても分かるように尚輝のセカンド守備は今季もNPBトップクラスです。(UZRは現時点で12球団3位)
打撃に関しても打率は1割台ですが出塁率は.323とちょっと悪いくらい。こんなのいつものように固め打ちしたらすぐに上がるのに。
で、尚輝を外して代わりに起用したのが門脇とマッチ。
門脇を使いたいならショートだしマッチをセカンドで使うなんてそもそもありえない。
現状内野のサブは門脇と中山、増田大輝そしてマッチの四人。
この中でショートを平均以上に守れるのは門脇だけだと思います。打撃は期待薄…。
中山についてはこれまで何度も将来ジャイアンツの主力になる選手と書き続けてきましたが、ショート守備はやっぱり厳しい…。

もちろん経験を積めば伸びる可能性は大いにありますが、現時点では元々の敏捷性の低さを補えるほどの高度な打球予測や持ち替えの速さは感じません。
しかも本人は守備に関しては結構やれてると思ってるっぽいのが厄介なところ。
個人的にはセカンドで勝負してほしい。
門脇はオープン戦でもしっかりショートを守れていたし開幕後の動きも悪くありません。
なので、ショート守備がおかしくならないようにショート専任もしくはショート&サードを守らせてほしい。
ショートができるならセカンドも簡単にできるだろうと思う人は多いですが、ショートやサードとセカンドは動き自体が違う(順の動きが少ない)し約束事も多く、歴代の名手の中にはショートよりもセカンドの方が大変という人も結構な数います。何年もずっとサードメインで守ってきたマッチがセカンドでエラーするのも無理はない。
今日はショートで明日はセカンドみたいな起用方法で平均以上に守れというのはやっぱり難しいんじゃないかと…。
個人的にはサブでもショート門脇、セカンド中山という使い方をしてほしいなと思います。
あと、丸のスタメン落ちにも首を傾げました。
昨季までは負担の大きいセンターを担当していたので守備指標はボロボロでしたが、今季は負担の少ないライトに移り指標も上々です。(UZRは現時点で12球団1位)
確かにここ数試合打撃の調子が悪く、特にタイミングの部分に苦労しているように見えるけど、開幕直後はヒットこそでないものの内容自体は全然悪くありませんでした。悪いのは運だけ。

シーズン前は凄く良い感じだったのに…
そのままでも全然良かったのに、今は何かを変えようとして逆に崩れているという感じに見えます。
尚輝と違って丸の方は少し時間がかかるかもしれないけど、打てなくてもチームバッティングができる選手だし守備でも貢献できているので開幕から9試合程度でスタメンを外す必要なんてないと思うんですけどね。
まぁ、打撃陣に関しては点にはつながっていないけどヒットは出てるので、歯車が噛み合えば好調の岡本さんや翔さんを中心にポンポンと点が入り出すでしょう。
こういう時はヘタに動かないで今までどおりやることをやってその時が来るのを待つのが得策。流れが悪いからと奇策を講じても裏目に出ることが多い気がします。特に原監督の場合…。
運や流れという目に見えない存在が勝敗を大きく左右するのは理解できるけど、それをどうこうできないのはここ数年のジャイアンツを観ている人なら皆分かっているはず。

自らマウンドに行ったりなんとか流れを変えようとしているのは分かる
他のチームのことは知りませんが、うちの場合10回に1、2回奏功しても8、9回は裏目って感じで逆に状況が悪くなるんですよね…。
短期決戦ならともかく、勝率の高さが最重要のシーズン中はあまり変なことはしないでほしい。まぁ面白みには欠けるんですけど。
ちょろちょろ動くのは紅白戦やオープン戦まで。開幕後は自分たちが選んだ選手たちを信じてドーンと構えたいですね。
ただ、秋季キャンプから練習しているケースバッティングがあまりできていないのは選手たちの力不足。そこは徹底してほしい。

投手陣にはついては大勢が開幕から数試合使えなかったこと以外は大体想定内。
チーム防御率は一応2点台でそこまで悪くないし、先発陣も1巡目はよく頑張ってくれました。
でも、優勝候補のヤクルトや阪神に比べると差を感じますね…。
特にヤクルトは9試合を終えてチーム防御率0.77と異次元。
ヤクルトの投手陣といえば昔はボロボロだったのにここ数年は両リーグでもトップクラスの堅さを誇っています。
投手それぞれのレベルアップは当然ですが(球速の上がり方が凄い)、正捕手中村悠平の存在も大きいですね。
昔は、打撃はまあまあ良いけど捕手としてはよくポロポロしていたし配球もストライクが取れないのに変化球ばかり要求しカウントを悪くして歩かせたりカウントを取りにいったストレートを痛打されるダメなイメージでした。
でも、ここ数年は最初からゾーン内にガンガンストレートを要求してカウント有利にしてから変化球で打ち取る攻撃的なスタイルにチェンジ。
ヤクルト投手陣の四球が減ったり先発が長いイニング投げられるようになったのはそこが大きいんじゃないかと個人的に思っています。
大城にもそういう腹を括った攻めをしてもらいたい。
今日の試合なんてまさにそれでした。
点差がついた後のリリーフの配球なんかは中村悠平みたいな攻めができてるんですけどね。
投手の調子が良くてビタビタに投げられている時は変化球多めでコースぎりぎりに狙い続ける配球でも問題ないけど、不調の時にどう引っ張るのかが大事。
打たれても3割くらいに思って、常にカウント有利な状況に持っていけるよう強気に攻めてほしいものです。

投手陣と積極的にコミュニケーションをとるなど意識の変化はすごく感じる
まだ言いたいこと(文句)の半分くらいしか書いてないけど、ものすごくネガティブな気持ちになってきたのでこれくらいに。
良いスタートは切れなかったけどシーズンはまだ始まったばかりです。
好調な選手はチームの悪い雰囲気に流されないように自分の仕事をきちんとやることを意識して、不調の選手は焦らず少しずつでも状態を上げていってほしいですね。

こういう時こそマッチや長野さんらベテランの盛り上げに期待!
あと、首脳陣はフワフワせずに地に足をつけた采配・選手起用を。いきなりの借金3という惨状は首脳陣の責任が大きいと私は思います。
そろそろ真面目にやってください!
コメント
心的ダメージが大きいなか更新ご苦労様です。
今回はカープホームゲームというともあり3つ頂きました。東京ドームで倍返しを食らわないよう気をつけなければ。
この3連戦は昨シーズンと真逆のチーム状態に感じてしまいました。昨シーズンのカープはチーム打率が示すとおり1試合でそこそこの(何なら相手チームを上回る)安打数を残すものの、得点では及ばないという何とも噛み合わない打線でした(たまに打線が機能しても魔の8回で逆転されてましたけど)
それでもジャイアンツは昨シーズンのカープ以上にホームランはでているのでまだマシな状態なのかもしれません。
たとえ結果がでていなくても坂本、丸、吉川らには手痛い目にあっているという印象が拭いきれないのでスタメンに名前がないだけで一安心。
何なら坂本みたいにカープ戦をきっかけに復調してくるのではとついついネガティブ思考になったりもします。
相手チームとの不思議な相性もありますし、上位ツートップとの対戦が楽しみですね。
玉幸さん、コメントありがとうございます。
監督は代わってるし選手もいつも同じじゃないのに何でこうもジャイアンツはカープに負け続けるんでしょうか(・_・;)
試合を見ながら呆然としてしまいました。
たまにソロホームランが出ても打線が繋がらなくてモヤモヤさせられっぱなしです…。
カープはチームの雰囲気はよさそうに見えました。
新井監督の笑顔が眩しかったです!
こんにちは。minamiさん。現在のジャイアンツは大幅下降修正せざる負えないほど破綻してますね。とても残念です(;_;)ただ、個人的には原監督は大真面目にやっていると思うのですよ、超拡大路線をね(^_^;)選手の皆さんからしたら大変気の毒ですが、監督からすると選手は全員、新人もベテランも関係なく、また対戦相手も全く眼中になく、能力は全員、大谷選手クラスの全能マルチなので、全員バンドから全員どこでも守備、どこでも打順、投手は全員、先発から抑えまでの3種で3連投、進塁打等の状況判断も監督の理想以上の結果が当たり前で、きっと選手の皆様の短所情報が監督に全く上がってないし、周りは真実ではない都合のよいフェイク情報と監督内の随分昔の過去の感覚情報ばかりなので本番になって悲惨な結果を目の当たりにして監督本人が1番驚いているでしょう。すぐさま借金からの反転は厳しそうですが、minamiさんの仰る通り、今年の選手の能力は悲観することなく優勝に届くほど可能性があるので、我慢しながら、選手のケガの防止&再発も考慮して、一歩一歩、今年の勝ちパターンの構築を願ってます。まだまだ始まったばかりです。全く諦めてません(^^)/。一方、ホークスは少々退屈なほど(^_^;)順調ですが長いペナントですから、こちらも一波乱もニ波乱もあるでしょう。長文、失礼しました。頑張れジャイアンツ&ホークス
九州の六等星さん、コメントありがとうございます。
「能力は全員大谷選手クラスの全能マルチ」…なるほど納得してしまった(^^;)
バントも右打ちも犠牲フライも、とにかく指示したら全員がそつなくこなせることを前提としているような采配に見えることも多々ありますね。
内野手がみんな一、二、三、遊どこでもプロレベルで守れると思ってそうなところも怖いです(笑)いや、思ってはいないだろうけどそう見えるのが怖い。
まだ始まったばかりだし…と自分に言い聞かせながら試合を眺める毎日です。
ホークスが快勝してくれてるのだけが心の救いですね。近ちゃん来てくれてホントに良かった~(>_<)