2024年、10勝8敗、防御率2.34という安定した成績を残し最多奪三振のタイトルも獲得した西武ライオンズのエース・今井達也投手。
平均152キロを超えるストレートとジャイロ回転する鋭いスライダーで打者を翻弄する彼が、野球YouTubeチャンネル「トクサンTV」で絶賛していたのが「鴻江理論」で知られるアスリートコンサルタント・鴻江寿治氏が開発した「コウノエベルト」です。
鴻江理論とは
鴻江理論では人間の体型を「うで体」と「あし体」の2つに分類します。
「うで体」か「あし体」かは骨盤の開き方の左右差によって決定され、それぞれのタイプに適した体の動かし方や道具の使用法があるとされています。
「うで体」は猫背になりやすく、左肩が高く、右側の腰が閉じている傾向があります。
「あし体」については反り腰気味で、右肩が高く、右側の腰が開いているのが特徴です。
公式サイトでは7項目のチェックリストに答えることで自分が「うで体」「あし体」のどちらのタイプに該当するか診断することができます。
私自身も診断を行ってみたところ、どちらかに完全に偏りはしないもののどちらかというと「あし体」タイプという結果でした。
「あし体」タイプは体の右半分にケガや不調が出やすく腰痛になりやすい傾向があるようで、その点も自分に何となく当てはまっている気がします。
ちなみに今井投手も「あし体」タイプだそうです。
コウノエベルトの特徴と種類
コウノエベルトは骨盤のゆがみを整え、全身のバランスを改善することを目的として開発されました。
2024年5月からコウノエ単独のブランドとして新たにスタートしましたが、機能や品質は以前のデサントブランド時代と同等です(ロゴが変わっただけ)。
今井投手をはじめ、千賀滉大投手、石川柊太投手、大野雄大投手など多くのプロ野球選手、さらにはソフトボールのレジェンド・上野由岐子投手も愛用する信頼の高いブランドです。
コウノエブランドからは骨盤用ベルトの他にも、足首用、膝用、ひじ用、手首用、肩用のベルトや、パワーインソール、キャップ、サンバイザーなど、様々なアイテムが展開されています。
レギュラータイプとライトタイプの違い
コウノエベルトの骨盤用はレギュラータイプとライトタイプの2種類があります。
ベルトの幅は商品紹介動画や実測値からどちらも約2.5cmですが、使用目的に応じて設計が異なります。
レギュラータイプは矯正力が強く、トレーニング時の使用に適しており、サポーターなどの締め付けに慣れている方向けに設計されています。
一方のライトタイプは日常生活での長時間使用を想定して設計されています。
両タイプの主な違いは素材の伸縮性や締め付け強度(ゴムの強さ)にあるようです。
コウノエベルトの長所と短所、実際の使用感
私自身、慢性的な腰痛持ちで、これまでコラントッテの磁気ベルトやガードナーベルトなど様々な製品を試してきました。
特にガードナーベルトは好みの強さに調整でき、O脚の改善も実感できるなど骨盤矯正に効果を感じていましたが、幅と厚みがあり動きを制限されること、長時間の装着が困難なこと、座った状態でのズレが気になることが欠点でした。
これに対してコウノエベルト(ライトタイプ)は以下の点で優れていました。
1. 運動時や座位でもほとんどズレない安定性(裏面のシリコンストッパーが〇)
2. 2.5cmという薄さと適度な伸縮性による自然な装着感
3. 骨盤をサポートしながらも動きを妨げない設計
気になる点としては、サイズ調整部分の素材がやや滑りやすく、せっかく自分に合わせてきっちり調整しても使用中に徐々に緩んでしまうことがあります。
ただ、この点を除けば使用感は非常に良好。
実際にジョギングやゴルフでも使用してみましたが、元々骨盤が開き気味で足が真っすぐ出にくかった走りが、骨盤が適度に締められることで内転筋を意識しやすくなり、ロスの少ない走りができるようになりました。
ゴルフでは左足の膝が割れやすく突っ込みがちだった課題が改善され、左足の壁が強くなったことでフォームの安定感が増した感じがします。
肝心の腰痛対策効果についてもある程度効果を体感できていて、特に長時間の立ち仕事時に負担が軽減されている気がします。
サイズ選びのポイント
商品ページのサイズに関する説明は少し分かりにくい構成になっています。
まず購入時のサイズ選択と実際の装着時の調整方法は分けて考える必要があります。
購入時は、単純に自分の骨盤周り(ウエスト周りではない)の長さで以下のサイズから選択します。
- S:74~86cm
- M:84~96cm
- L:94~106cm
- O:104~116cm
商品ページには「適応サイズ目安」という見出しで「バックルの間に握りこぶし2つ分(男性18cm・女性15cm)の隙間を空ける」という説明がありますが、これは商品到着後、実際にベルトを装着する際の長さ調整の目安です。
この説明の順序や表現が購入検討時に混乱を招きやすいかもしれませんね。
まとめ
コウノエベルトは今井投手をはじめとするトップアスリートも試合で使用する信頼性の高い製品です。
私が使用しているライトタイプはデスクワークや立ち仕事の多い方に最適。長時間の使用でも違和感が少なく、しっかりとした骨盤サポート効果も実感できます。
運動時でもズレにくく、動きを妨げにくい点は、他の骨盤ベルトにはない大きな特徴といえるでしょう。
私自身、まずはライトタイプで日常使いの効果を実感できましたが、機会があればトレーニング時用としてレギュラータイプも試してみたいと考えています。
快適に使える骨盤ベルトをお探しの方は、ぜひ一度検討してみてください!
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