沖縄セルラースタジアムで行われた今季2試合目の対外試合はロッテ戦。
試合結果は2-2の引き分けでした。
昨日は出先でのジャイアンツTVスマホ観戦だったので細かくは見られていませんが、分かる部分で印象に残っている選手の感想を少し書いていきます。
まずは先発の高橋優貴から。
メディアでは先発ローテ2番手や開幕投手もありうると言われていますが、少し前の記事でも書いた通り私が先発ローテの有力候補で一番心配しているのは高橋です。
この試合でもその不安を払しょくするような気持ちの良いピッチングは見られませんでした。
コントロールを意識しすぎているのか腕があまり振れておらず、以前のような球威やキレが感じられないんですよね。
これは2番手で登板した山崎にもいえることですが…。
ただ、今の時期はいろいろ課題をもって投げている段階だし、去年二桁勝ったおかげでそれなりの猶予が与えられていると思うので、開幕に照準を合わせて良い調整をしてもらいたいです。
逆に良い印象を受けた投手はやっぱり3番手で登板した堀田賢慎。
いきなり2本のヒットと四球で1死満塁の大ピンチをつくりますが、そこからギアチェンジして最速153キロのストレートを武器に二者連続三振!
途中まではあまり球が走ってないなぁと思っていたけど、ピンチを背負ってからの投球は本当に凄かった。
藤川さんのストレートみたいだという人が結構いるけど、私はサファテっぽいと思います。
藤川さんのはもう少し低い位置から浮き上がるように伸びていく感じ。堀田とサファテはテイクバックの形は違うけど高い位置から投げ下ろすような角度と威力のあるストレートという感じです。
打者にストレートが来ると読まれていても空振りやファウルで押し込んでいける力強い投球は見ていて気持ちが良いですね。平内にこういうピッチングをしてほしかった…。
コントロールも悪くなさそうに見えるので、後は1球種でも使える変化球があれば一軍でも十分活躍できるはず。
前回の紅白戦で気になった球はどうやらチェンジアップっぽいですね。
この試合ではそれほど抜けが良くは感じなかったけど、あの速いストレートを待っているところにヌルっと抜けの良いチェンジアップが来れば、打者は間違いなくタイミングを崩されると思います。
腕の角度的にはフォーク系のボールとの相性が良さそうなので、これからいろいろと試していってほしい。
気になるのはセットアッパーやクローザーっぽい投球をしていること。
今のチーム事情だとチームの勝利のためにはそこで活躍してくれればありがたいんだろうけど、ケガ持ちだし、菅野が「将来間違いなく#18を背負う」というくらい有望な選手なので先発として頑張ってもらいたいところ。
山本由伸みたいに1年だけセットアッパーとして投げ、以降は先発というのも面白いかなと思います。
打者は初打席初安打初打点を記録した山瀬やマルチの中山も印象に残りましたが、やっぱりタイムリーを含む4安打で大暴れした秋広が一番ですね。
この試合はこれまでよりも腕を少し緩めたフォームで構えもスクエア気味に変更していました。
個人的にはすごく好印象。
以前のフォームはオープンに構えて右肘が不自然に突っ張っていたのでなんか窮屈で弱そうな感じに見えていました。
今のフォームは自然に見えるし、逆方向にも大きいのが打てそうな威圧感が出てて良い!
ずっとオープンに構えていたので内角が苦手なのかなと思っていたけど、2打席目のオシャレな内角打ちを見ると全然問題なさそうなので、今の感じで継続していってほしいと思いました。
中山や秋広が活躍してくれているのはすごくうれしいけど、中堅の選手たちはもっと頑張らないといけませんね。
ずっと良い感じで打てている石川以外、特に印象に残る選手がいません。
特に大城と岸田の正捕手候補二人。
二人とも打撃を期待されてるんだからそろそろアピールしてくれないと困ります…。
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