7月30日 対DeNA9回戦・東京ドーム
なんともモヤモヤが残る負け試合でした。
これで2連敗。久しぶりのカード負け越しです。
先発のメルセデスは前回登板に引き続き、この試合でも好投してくれました。
相変わらずストレートの球速は出ていたしキレも十分でスピードガン以上に速く見えました。
これは簡単に点は取られないぞと安心して見ていたら、6回まで中井とソトに1本ずつ単打を打たれただけでもちろん無失点!
いつもと比べると多少コントロールがアバウトな部分もあったので得意の見逃し三振は少なかったけど、ここまでは本当に素晴らしい投球でした。
ひりつくような投手戦のなか、先制点を取ってくれた打撃陣に報いるためにもおそらく最後の回になるであろう7回をしっかり0で抑えて勝ちパターンにつなぎたかったところでしたが…
ツーアウトを取ってからロペスのヒットと宮崎の四球で1、2塁のピンチに。
ここでベンチは慌ただしくなりますが、前回7回を投げ抜いたメルセデスを信じて続投。
それを見てDeNAのラミレス監督は左の戸柱に代えて右の嶺井を投入します。
今季のメルセデスは左打者に対して被打率2割未満とかなり抑えていますが、右打者に対しては3割以上と打ち込まれています。
それに加えて嶺井は左投手を得意としているので、そのあたりのデータをもとに起用を決定したのでしょう。
この策は見事に当たり、3球目のインローのストレートをレフト前に運ばれて同点にされてしまいました。
ラミレス監督は不可解な采配も多いけど、この場面に関しては根拠のある起用がハマり功を奏しましたね。名将ラミレスおそるべし…。
ここでさすがにメルセデスを諦めるかなと思いましたが、ブルペンへの電話のみで再度続行!
そして、続く倉本に2球目のスライダーを今度はライトに運ばれて逆転を許してしまいました…。倉本今年は調子いいなぁ。
メルセデス交代のタイミングは2か所あったと思います。
まずは宮崎に四球を出して1、2塁のピンチをつくった場面。
ここに関しては球が浮き始め若干球速も落ちてきていたとはいえ7番以降の下位打線相手だったのでもうひと踏ん張りしてほしい気持ちは十分理解できます。
そして二つ目は同点を許してしまった場面。
普通はここで交代でしょうか。
代えなかった理由はいろいろあると思いますが、倉本は一打席目、二打席目と凡退したものの内容自体は悪くなく左投手にめっぽう強いので、念には念をでここで右投手に任せてもよかったのでは…。
まあ全ては結果論なので、終わった後ならなんとでも言えますね(笑)
とはいえ、いつもの原監督なら一つ目のタイミングで交代させていた気がするのでメルセデスへの信頼度が高まっている、もしくは左のエースとして一皮むけてほしいという気持ちの表れなのかもしれません。
この試合メルセデスは結果的に味方の援護が足りずに負け投手になってしまいましたが、6 2/3回を投げて5安打2失点としっかり試合をつくってくれました。
7月1日のDeNA戦から5試合連続で5回以上投げて失点は1、2、2、1、2。
味方の援護が足りないのと最後のひと踏ん張りがきいてないのが影響してか黒星が先行していますが、今後も試合をしっかりつくれる安定したピッチングを期待します。
まずまずのピッチングをしてくれたメルセデスに比べて打撃陣はイマイチでした。
6回に梶谷のまずい守備からパーラが三塁に進み、尚輝がセカンドへのぼてぼての当たりをヘッドスライディングでセーフにして先制点を取ったときがピークでしたね…。
それにしても尚輝、2年前の8月2日のDeNA戦で同じように一塁にヘッドスライディングして左手を骨折したことをキミは忘れてしまったのか…?
あのときの映像が頭をかすめて冷や汗をかいたのはきっと私だけではないはず。
チームが勝つことはもちろん大事だけどケガだけにはくれぐれも!気をつけて!!本当に!!
そして問題の8回。
先頭のウィーラーよく出てくれた!
パーラも初球をきっちりとらえてライト前!代走の増田もよく走って三塁に進塁!
ノーアウト1、3塁で最低同点、普通に逆転の大チャンス!
なのに、なぜ1点もとれないのか…
石田は左が苦手なのに尚輝に代えて中島。重信や松原もいたのに。
中島は粘れる打者だし、経験もあるので最低限の仕事はきっちりできると期待しての起用だったのかもしれないけど、この場面で一番やってはいけない三振…ゲッツーでも同点だったのに。
そして、ワンアウトからまたしても右の陽さんをセレクト。
ここでパーラが謎の走塁を発動し1、2塁間で挟まれ、その間に3塁の増田がホームを狙うもあえなくタッチアウト…。一体何が起こったのかと一瞬頭が真っ白になった。
ゲッツーの危険性が高い陽さんを楽に打たせたいという理由で2、3塁の状態をつくりたかったのだと思うのですが、それならパーラに代えてもっと足の速い選手を代走に出すとか、もう一工夫足りなかったのでは?
それにあれだけ前でガタガタされたら陽さんもやりにくいでしょうに。
なによりせっかくこのチャンスで起用したのならもっと信頼してあげてほしかったですね。
この大チャンスで1点も取れず、次の回で田中が2失点し勝負あり。
今季は首脳陣の采配で何度も勝った試合があったけど、この試合に限っては采配ミスが負けにつながったと思います。
次戦からはいつものようにキレのある采配を期待したいですね。
まあ「これも野球」ということで。
以上。
コメント
このところランナー三塁まで行くんだけど後が続かず得点できないというパターンが目立ちますよね。ノーアウト一、三塁でも得点できないとさすがにガッカリします。中島もベテランなんだからベテランらしいバッティングを見せてもらいたいもんです。
希望は中継ぎ陣の安定ですね。この日は田中が打たれたけど(宮崎が上手かった)大江、高梨とあまり不安なく見てられるようになりました。心配なのは使いすぎで潰れてしまわないかということです。一軍に上がって間もないのに既にフル回転状態になってますからね。中継ぎ陣の遣り繰りは上手くやってほしいです。
恥ずかしながら巨人ファンさん、コメントありがとうございます。
ノーアウトの得点圏から1点も取れないとショックが大きいですよね。
この日はちょっとひどかったと思います…(;^ω^)
中継ぎもやたらと同じ人続けて使うのでいつもハラハラしながら見てます。
みんなあちこち痛んでこないといいんですが…。
メルセデスは6回に捉えられた打球もありましたし、7回で交代と思いましたね。
8回の攻撃は吉川をそのまま使ってほしかったです。
ダブルプレーは無いですし、1発もありますから。
あとパーラに代走をして仕掛けて欲しかったですね。
ってか、勝てたよね、この試合
kiyoharaさん、コメントありがとうございます。
ほんとにね~勝てましたよねこの試合!
たらればになってしまうけど、勝つためのいろんなポイントを全部取り逃したみたいな試合内容でした…。
今季は好調な試合が多かったので余計にそんな風に思えてしまいますね!