夏季オリンピックの野球競技は1904年にアメリカのセントルイスオリンピックで初めて公開競技※1として実施されました。
その後紆余曲折あり、正式種目として実施されたのは1992年のスペインバルセロナオリンピック。
その後、5大会連続※2で正式種目として実施されますが、2012年のイギリスロンドンオリンピックでは正式種目から外され、続く2016年のブラジルリオデジャネイロオリンピックでも実施されませんでした。
しかし、2020年東京オリンピックでは日本で最も普及しているスポーツである野球競技の実施を求める声が大きく、正式種目としては採用されませんでしたが、開催地提案の追加種目※3として実施されることになりました。
今回はこの東京オリンピックの野球競技について書いてみたいと思います。
※1オリンピックの主催国で人気があったり、多くの国に広まっているスポーツをオリンピック競技として実験的に実施するもの。金銀銅のメダルは授与されるが国や地域の公式な獲得メダル数には含まれず、メダルサイズも異なるなど正式種目とは区別される。
※21996アトランタ(アメリカ)、2000シドニー(オーストラリア)、2004アテネ(ギリシャ)、2008北京。(中国)
※32014年12月にモナコで行われた第127次IOC総会において採択されたオリンピックアジェンダ2020において創設された新しい制度。東京オリンピックが第一号の実施であり、野球の他、ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンなど合計5競技18種目が決議された。
歴代メダル獲得国
1964年東京オリンピックでは、10月11日に明治神宮野球場でアメリカ大学選抜と全日本学生選抜、全日本社会人選抜とのダブルヘッダーという形で開催されています。
結果は第一試合アメリカ大学選抜対全日本学生選抜が2-2の引き分け、第二試合アメリカ大学選抜対全日本社会人選抜3-0でアメリカの勝ちでした。
現在のように複数チームで戦い、金・銀・銅のメダルを獲得するという形になったのは1984年のロサンゼルスオリンピックからだと思われます。
では、1984~2008年までの7大会のメダル獲得国ですが…
どの大会も参加国数は8か国と少ないですが、キューバ、アメリカ、そして日本の強さは際立っていますね。
ちなみに1996年のアトランタまではアマチュア選手の参加のみでプロ野球選手の参加は認められていませんでした。
2000年シドニー以降はプロ選手も参加していますが、それ以降も銀→金→銀と主要メダルを獲得しているキューバはアマチュア選手オンリー※4なのに底知れない強さを感じます。
アメリカはプロ解禁後もMLBのアクティブ・ロースター(MLB公式試合に出場できる26人枠)の参加を認めておらず、マイナーリーガー(40人枠も含む)や独立リーグ所属のプロのみの参加となっている。
追記
2/29、メジャーリーグ機構、メジャーリーグ選手会、世界野球・ソフトボール連盟が東京五輪各国代表チームにメジャー30球団の40人ロースター内の選手のうち、アクティブ・ロースターに登録されていない選手を派遣可能とすることで合意しました。
ただし、各球団は選手の派遣要請に従う義務はありません。
※4キューバは社会主義国なのでプロスポーツはなく選手の身分は全てアマチュアとなる。ただし一個人で報酬を得ない代わりに国から身分保障されて報酬や物質的援助を受け、競技に専念できる環境を整えられている。このような選手をステート・アマという。ただし有力選手の相次ぐ亡命や代表チーム強化などを背景に2013年から政策転換し、一部の選手に限って国外プロリーグでのプレーを認めるようになった。
競技参加国
これまでのオリンピック野球競技での参加国は8か国でしたが、今回の東京オリンピックでは追加種目ということもあり全6チームでの開催が決定しています。
選手人数制限が144人なので仕方ないですが少ないですね…
開催国である日本、2019年に開催されるWBSCプレミア12※5から2か国(アメリカ大陸最上位とアジア・オセアニア最上位)、アフリカ・ヨーロッパ予選※6の優勝国、アメリカ大陸予選※7の優勝国、インターコンチネンタル予選※8の優勝国の6チームが参加国となります。
個人的な予想ですが、プレミア12からアメリカと韓国、アフリカ・ヨーロッパ予選からオランダ、アメリカ大陸予選からキューバ、インターコンチネンタル予選から台湾、そして日本の6チームになるのではないかと。
アクティブ・ロースターの参加が認められていないので圧倒的な実力差がつきにくく予想も難しいですね。
※54年に1度開催される野球の国際大会で初開催は2015年。出場国は前年の世界野球ランキングの上位12か国・地域。
※6出場権は2019年ヨーロッパ野球選手権大会の上位5チームならびに2019年アフリカ野球選手権大会の優勝チーム。全6チーム。
※7出場権は2019WBSCプレミア12で最上位をとれなかったアメリカ大陸全チームと2019年パンアメリカン競技会の上位国。全8チーム。
※8出場権はアフリカ・ヨーロッパ予選の2位、アメリカ大陸予選の2~3位、2019年アジア選手権大会の上位2チーム、2019年オセアニア予選の優勝チームの全6チーム。
東京オリンピック出場国(確定)
- 日本…開催国
- イスラエル…ヨーロッパ・アフリカ予選1位
- 韓国…2019 WBSCプレミア12 アジア・オセアニア最上位国(開催国の日本を除く)
- メキシコ…2019 WBSCプレミア12 北中南米最上位国
- アメリカ…アメリカ大陸予選1位
- ドミニカ…東京五輪最終予選1位
大会方式・日程
2019年4月現在の競技スケジュールは以下の通り。
7月29日(水)に福島あづま球場で開幕し、 その後は横浜スタジアムでリーグ戦と決勝トーナメント(ノックアウトステージ)が行われ、8月8日(土)に決勝・表彰式という日程となっています。
新型コロナウイルスの流行を受けてオリンピック開催は2021年に延期、野球競技の開幕は7月28日(水)に、決勝・表彰式も8月7日(土)に変更となりました。
東京オリンピックの大会方式(レギュレーション)は紆余曲折ありましたが、2019年7月18日のIOC理事会により決定しました。
参加6か国をAとBの2つの組に分けリーグ戦を行った後、10試合の変則トーナメントを行うという複雑な形になるようです。
リーグ戦で最下位になっても敗退にはならない、リーグ戦1~2位チームは決勝トーナメントで負けても敗者復活にまわるなど、いろいろ考えさせられますね。
観戦チケットと競技会場
チケットの購入方法
2020東京オリンピックの公式チケットは「東京2020組織委員会」が直接販売する形となります。
今のところは東京2020大会公式チケット販売サイトを通じて販売し、オリンピック当年にあたる2020年にはチケット販売所を通じた販売、そして組織委員会が指定する販売事業者による販売などが予定されています。
【TOKYO 2020 ID登録~チケット申込~観戦までの流れ】
東京2020大会公式チケット販売サイトでチケットを購入するにはTOKYO2020IDの登録が必要なようです。結構めんどくさい…。
公式サイトを見ると野球のチケット価格は4000~67500円ほどになるようです。
横浜スタジアム(メイン会場)
横浜スタジアムは神奈川県横浜市の横浜公園内にある日本初の多目的スタジアムであり、横浜DeNAベイスターズの本拠地です。通称「ハマスタ」。(2016年12月のIOC理事会で承認)
収容人数30000人(内野24000人、外野6000人)、両翼94m、センター118mの人工芝球場です。
公認野球規則の競技場の設定の項には<両翼まで320フィート(97.534m)、中堅まで400フィート(121.918m)以上あることが優先して望まれる>とありますので、狭い球場だといえるでしょう。
(管理・運用者:株式会社横浜スタジアム)
アクセス
電車
- JR根岸線「関内駅」下車。南口より徒歩約2分
- 横浜市営地下鉄ブルーライン「関内駅」下車。1番出入口より徒歩約3分
- みなとみらい線「日本大通り駅」下車。2番出入口(横浜スタジアム口)より徒歩約3分
※スタジアムには駐車場はありません。周辺の駐車場を利用するか、公共交通機関を利用しましょう。
バス
- 「横浜スタジアム前」に停車する系統は「21系統」「99系統」「101系統」「105系統」「106系統」「158系統」となっています。
【Google Map】
福島県営あづま球場(サブ会場)
福島県営あづま球場は1986年に完成した福島県福島市にある野球場で、プロ野球公式戦や高校野球、社会人野球など、幅広い試合が開催されています。(2017年3月のIOC理事会で承認)
オリンピック野球競技では開幕戦1試合のみ使用予定です。
収容人数30000人(内野14390人、外野15610人)、両翼100m、中堅122mの平均的な広さの球場です。改修工事により外野・内野ともに全面人工芝に変更予定。
(指定管理者:公益財団法人福島県都市公園・緑化協会)
アクセス
- 東北自動車道福島西インターより車で約10分
- 福島駅より車で約20分
- 福島駅よりバスで約30分(福島駅東口バス停佐原行7番から「佐原、佐原・四季の里」行で「あづま総合体育館前」または「あづま陸上競技場前」下車)
※経路については、自由乗降区間、駐車場は2618台(車いす専用54台)
【Google Map】
日本代表メンバー予想
東京オリンピックの1チームのメンバーは24人。WBCやプレミア12が28人だったことを考えるとなかなか絞るのが難しいですね…。
さらにメジャーリーガーの参加はほぼ望めないか、参加できたとしてもおそらく準決勝以降の2試合だけとなる可能性が高いです。
怪我のことを考えて辞退する選手も多いと思いますし…
となると最初からNPBのメンバーだけで戦った方がいいかなと思います。
それらを踏まえて私が選ぶメンバーは…(2018/7/22現在)
- 菅野 智之(右)・・・読売ジャイアンツ
日本のエース。落ちる球とキレの良いスライダーが通用するのはWBCでも証明済み。海外FAが2021年なのでオリンピックの年はまだ日本にいてくれるでしょう。 - 千賀 滉大(右)・・・福岡ソフトバンクホークス
2017年WBC最優秀投手(WBC4試合で防御率0.82)。150kmを超えるストレートと異常な落差のフォーク、縦に落ちるスライダーが武器。本調子なら間違いなく先発1番手だけど、最近怪我がちなのが少し心配…。 - 大瀬良 大地(右)・・・広島東洋カープ
カープのエース。テイクバック時の左手の使い方を変えてからストレートが飛躍的によくなりましたね。菅野と同じくスライダー、フォークが得意。安定感のある投球で試合をしっかり作ってくれるはず。 - 東 克樹(左)・・・横浜DeNAベイスターズ
150kmを超える伸びのあるストレート(被打率2割未満)が武器の新人左腕。初めて見た時はストレートのキレに驚きました。現状でも十分通用しそうですが2年後はさらなる成長が期待できると思います。 - 山本 由伸(右)・・・オリックス・バファローズ
たぶん10年に1人の逸材。150kmを優に超すストレートと、同じくらいの速度で僅かに動くカットボール、140kmオーバーで鋭く落ちるフォークとどれも超一級品。あと2年の間にカーブの精度を上げて緩急を覚えれば鬼に金棒!後は酷使されすぎて壊れないように早めの先発転向を願ってます。 - 今永 昇太(左)・・・横浜DeNAベイスターズ
2015年ドラフト1位のDeNA左のエース。2016、2017と防御率3点未満で安定した成績を残しましたが今季はどうもぱっとしませんね…。元々FIPはそれほどよくなかったので防御率に関しては出来過ぎなところがあったかも。ただ左腕不足のNPBにはどうしても復活してもらわないと困る選手。努力と根性、精進という言葉が似合う彼なら2年で一回りも二回りも成長した姿を見せてくれるはず。 - 嘉弥真 新也(左)・・・福岡ソフトバンクホークス
左キラーといえばこの人。投げるのはほぼストレートとスライダー(たまにシュート)ですが、どちらも被打率2割未満。2年後は30歳になり全てにおいて充実していると思われます。対左のワンポイントなら最優先で使いたい選手。 - 山﨑 康晃(右)・・・横浜DeNAベイスターズ
DeNAが誇る若き守護神。独特なクロスステップから投げ下ろす150kmオーバーのストレートとフォークと見紛うほど落差のあるツーシームが武器。ただそれ以上に驚異なのは彼の心臓に毛が生えているのかと思うほどの胆力。中継ぎでも抑えでも与えられた役割をしっかり果たしてくれると期待しています。 - 松井 裕樹(左)・・・東北楽天ゴールデンイーグルス
キレのあるストレートとチェンジアップ、スライダーの3球種で相手を制圧していた左のストッパー。今季は何をどうしたのか全てのボールを打たれて見る影もない状態に…。確かにこれまで登板数・球数ともに多く、体への負担は大きいだろうけどまだまだ若いし、貴重な左のストッパーなのでなんとか復活してください。 - 中﨑 翔太(右)・・・広島東洋カープ
セリーグ王者広島の守護神。150kmを超えるストレートとスライダー、シュートをコースに出し入れできるコマンド能力の高さが最高の武器じゃないでしょうか。2015年は2.34、2016年は1.32、2017年は1.40、今年も2点台前半と成績も非常に安定しています。2年後でも27歳なんですね。ちょっと犬っぽいかわいさがあって何となく好きな選手です。 - 望月 惇志・・・阪神タイガース
見るからに重そうな150kmオーバーのストレートをガツガツ投げ込む阪神の若き剛腕。まだ1軍での登板も少なく未知数な部分はありますが、来年の活躍次第では代表入りも現実的な才能を持っていると思います。それにしても阪神はロマンのある投手を育てるのが上手で羨ましい。ただし藤浪を除く…
今現在活躍している投手でも2年後かなりの歳になっている選手や雄星のようにMLBに行っている可能性が高い選手は外しています。
こうしてみるとNPBは深刻な左腕不足ですね。右は良い投手がまだまだいるんですが…。
- 森 友哉・・・埼玉西武ライオンズ
キャッチャースキルはまだまだ成長段階かもしれないけど、誰もが認める類稀な打撃センスを持つ「打てる捕手」。2年後も24歳と若く、キャッチャースキルが及第点に成長すれば正捕手1番手かも。 - 小林誠司・・・読売ジャイアンツ
国際試合で異常な成績を残す守備型キャッチャー(2017WBCは7試合で打率.450、HR1本、6打点、OPS1.055)。リード云々の批判は受けていますが、捕球、ブロッキング、スローイングとキャッチャーのスキルは文句なく一流…と信じています。ファンなので。 - 甲斐 拓也・・・福岡ソフトバンクホークス
育成6位からホークスの正捕手1番手まで上り詰めた努力の天才。非公式ながら二塁送球タイム1.67秒という異次元の記録を叩きだしたこともあり、肩の強さと小柄な体を活かしたスローイングの素早さは球界屈指。打撃に関しても率は低いがパンチ力は十分。
捕手に関してはこの3人を推します。ロッテの田村も捨てがたく、小林が現状のままなら小林の代わりに田村が選ばれる可能性が高いかな…。
昔の阿部や城島のような圧倒的な存在感を放つ捕手はいないので3人で分業して良い形を探って欲しいものです。
- 坂本 勇人・・・読売ジャイアンツ
圧倒的な打撃センスと広い守備範囲、強肩とショートに必要な全ての能力を高いレベルで併せ持つスター。ただし、2年後には31歳になるのでサードへのコンバートも十分考えられますね。体が万全でも代表ではサードを守ってもらいたいです。 - 山田 哲人・・・東京ヤクルトスワローズ
打撃センスは間違いなく数十年に一人、もしかしたら今後も同じレベルの選手は現れないかも。守備も順調に成長していて現在吉川、菊池に続いての3位(7/22現在UZR6.8)。年齢・打撃面での貢献を考えれば正二塁手は山田哲人。 - 源田 壮亮・・・埼玉西武ライオンズ
昨季は新人ながら全試合フルイニング出場し、新人王タイトルも獲得した西武の頼れる2番打者。セパ合わせてもトップクラスの守備能力(7/22現在UZR11.1)と足の速さに勝負強さも兼ね備えています。坂本がサードならショートは源田に任せたい。 - 山川 穂高・・・埼玉西武ライオンズ
おかわりくんに続く西武のホームランバッターの系譜。圧倒的なパワーを持ち、今後複数回の打点王、ホームラン王がほぼ約束された選手だと思います。チャンスにも非常に強く得点圏打率も十分。課題と言われている守備もよくなってきたみたいですね。一応サードもOKのはず。”アグー”のホームランパフォーマンスが五輪で見られるといいなー - 吉川 尚輝・・・読売ジャイアンツ
2016年のドラフト1位。セカンド守備に関しては既に12球団1の呼び声が高い。打撃開眼の兆候も見られるので、バッティングでも期待したいです。セカンドとショートの両方を高いレベルでこなせるバックアッパーとして魅力的。 - 近藤 健介・・・北海道日本ハムファイターズ
前人未到のシーズン4割を狙える数少ない選手。ただ、外野は競争が熾烈なのと彼の守備力を考慮すればDHが最も適切なポジションかも。上手ではないけどファースト、サードも守れるので内野の枠にいれたいと思います。
菊池の守備は捨てがたかったですが、年齢や攻撃の面を考えるとやはり山田に軍配があがります。岡本や清宮、北條など若手選手の2年後の更なる成長にも期待が膨らみますね。
- 柳田 悠岐・・・福岡ソフトバンクホークス
NPB最強スラッガー。日本人打者が非常に苦手としている150km以上のストレートにもめっぽう強く、外国人投手の速いストレートも苦もなく打てるはず。ただ2年後は31歳になるし元々上手とはいえないセンターの守備は厳しいかも…。ライトでの出場が現実的。あと、怪我には本当に気をつけて…! - 丸 佳浩・・・広島東洋カープ
抜群の選球眼とアウトローすら得意ゾーンに変える高いバットコントロール、そして鉄壁の守備も併せ持つセリーグの最強打者。近年はパワーもついて手が付けられない状態ですね。体調管理にも人一倍気を遣っているようなので2年後も衰えることはないと思います。 - 秋山翔吾・・・埼玉西武ライオンズ
NPBシーズン最多安打記録(216本)を保持する「安打製造マシーン」。プレッシャーにも強く、どんな場面でも自分の仕事をきっちり果たしてくれる仕事人。ただ今年はどうしたのかセンターの守備に難が出てきています…。2年後を考えると彼はレフトかな。 - 筒香 嘉智・・・横浜DeNAベイスターズ
国を背負って戦う事にひときわ意欲を燃やす日本の四番。向上心が人一倍高く、常に最上を目指して模索しているのがよく分かります。課題は守備と高速ストレートに対する対応、そしてフォーム模索による調整ミスですかね…。ただ2年後は28歳と最高の状態で迎えられるはず。”スーパー筒香くん”に期待!
外野はレベルの高い選手が揃っており、選ぶのが難しかったです。ただ現時点ではこのメンバーがベストかな。どうせ誰かが怪我してるだろうし、ここにカープの鈴木か中日の平田(スリムver.)が入ってきそうではあります。
最近の異常な暑さと7~8月開催を考慮すると投手11人、捕手3人、内野6人、外野4人という布陣がいいかなと思いました。
北京オリンピックでは投手10人、内野7人だったので投手を一人増やすという形で…。
準決勝からMLB選手の参加が可能になるという話もありますが、多分出てくれないと思うしNPBの選手もみんな優秀ですからね!
以上、あくまでも個人的な希望を込めた現時点(2018年)での予想でした。
日本代表メンバー(内定)
2021年6月、東京オリンピック野球競技の日本代表メンバー(内定)が発表されました。
私が2018年にメンバーを予想してから本当にいろいろなことがありました。丸がジャイアンツにFA移籍したことやマーくんが楽天に復帰したことなど。
メジャーに挑戦した選手や逆に帰ってきた選手もいたりで予想はほとんど当たりませんでしたが、このメンバーで金メダルを狙いにいくことになりそうです。
投手(11名)
- #11 菅野智之(読売ジャイアンツ)※コンディション不良により出場辞退
- #12 青柳晃洋(阪神タイガース)
- #13 岩崎 優(阪神タイガース)
- #15 森下暢仁(広島カープ)
- #17 山本由伸(オリックスバファローズ)
- #18 田中将大(楽天イーグルス)
- #19 山﨑康晃(DeNAベイスターズ)
- #20 栗林良吏(広島カープ)
- #22 大野雄大(中日ドラゴンズ)
- #41 中川皓太(読売ジャイアンツ)※左肋骨骨折により出場辞退
- #61 平良海馬(西武ライオンズ)
捕手(2名)
- #7 梅野隆太郎(阪神タイガース)※曾澤の出場辞退により追加招集
- #10 甲斐拓也(ソフトバンクホークス)
内野手(6名)
- #1 山田哲人(ヤクルトスワローズ)
- #2 源田壮亮(西武ライオンズ)
- #3 浅村栄斗(楽天イーグルス)
- #4 菊池涼介(広島カープ)
- #6 坂本勇人(読売ジャイアンツ)
- # 55 村上宗隆(ヤクルトスワローズ)
外野手(5名)
- #8 近藤健介(日本ハムファイターズ)
- #9 柳田悠岐(ソフトバンクホークス)
- #31 栗原陵矢(ソフトバンクホークス)
- #34 吉田正尚(オリックスバファローズ)
- #51 鈴木誠也(広島カープ)
最後に
参加チーム数の減少やMLBのアクティブ・ロースターが参加できないことなどを考えると、最高峰の大会であるWBCのように盛り上がるかはわかりませんが…
米国野球界は、こと五輪に関しては、ほとんど興味、関心を持っていません。プロ選手の出場が認められた2000年のシドニー五輪で金メダルを獲得しましたが、若手やマイナー選手が中心だったこともあり、その「偉業」も、さほど認知されていません。米国球界の中心は、あくまでもメジャーの公式戦とワールドシリーズ。金メダルよりもチャンピオンリングを重要視するスタンスは、動かしがたいものがあります。
それでも自国開催のオリンピック。
国民的スポーツである野球でメダル獲得の可能性が非常に高いとなると、2015プレミア12のように高い関心を持たれる可能性は十分にあります。
IOCに服従するような形で野球競技が復活するというのは正直どうなのか…という思いもありますが、日本球界のスターたちが一堂に会する代表戦が大好きな私にとっては非常に楽しみな大会です。
決まった以上は日本代表チームが金メダルをとれるように一生懸命応援したいですね。
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